Gymdesk と Zapier の連携
Zapierは、コードを書かずにさまざまな Web サービス同士を連携できるサービスです。Zapier を利用することで、メールマーケティング、リード獲得、コミュニケーションなど、あなたが普段使用している他のサービスと Gymdesk アカウントの間で、自動化されたワークフローを作成できます。
たとえば、メールマーケティングツールから Gymdesk アカウントへ新しいリードを自動作成したり、Gymdesk の新しいチェックイン情報をSlack チャンネルへ自動送信したりできます。このように、連携の可能性は無限に広がります。
Zapier の使用開始方法
Zapier を使い始めるには、まず Zapier アカウントを作成する必要があります。基本的な利用は無料ですが、多くの機能を使うには有料プランが必要になる場合があります。
アカウントを作成したら、左上の「Create Zap」ボタンをクリックして、Gymdesk と他のサービスを連携するワークフローを作成します。「Zap」とは、2つ以上のサービスを組み合わせて構築するカスタムワークフローのことです。
すべての Zap は「トリガー」から始まります。これは、カスタムフローを開始するアクションです。Gymdesk 側または他のサービス側で設定できます。今回の例では、Gymdesk アカウントに新しいメンバーが登録されたときをトリガーにします。
トリガー検索欄で「Gymdesk」を検索し、表示されたトップの候補を選択します。
リストから「New Member」をトリガーとして選択します。

「Continue」をクリックして次へ進みます。次のステップで「Choose an account」→「Connect a new account」をクリックすると、Zapier 用 Gymdesk ログインページが開き、Zapier で使用するアカウントを選択できます。

複数ロケーションを使用している場合は、ログイン後に利用するロケーションを選択する必要があります。
アカウントの接続が完了したら次へ進みます。ここで Zapier が接続テストを行い、正常に接続されているか確認します。

テストが成功すると、実際にアカウントからメンバー情報を取得できるようになります。

これで Gymdesk 側のトリガー設定は完了です。「Continue」をクリックして、メンバー登録後に実行するアクションを設定します。
メンバー情報は Zapier と連携できる任意のサービスに送信できます。今回は、新規登録の通知を Slack に送る例を使用します。
アクション設定画面のアプリ検索欄で「Slack」を検索します。

イベントとして「Send a channel message」を選択します。

次に Slack アカウントを接続します。「Choose account」→「Connect a new account」をクリックします。接続後、「Continue」をクリックしてアクションの詳細を設定します。
通知を送る Slack チャンネルを選択し、「Message Text」欄で Slack に送信するメッセージ内容として使用するメンバー情報を選択できます。クリックすると利用可能なフィールドの一覧が表示されます。

その他のオプションもありますが、今回の目的ではここまでで十分です。下にスクロールして「Continue」をクリックします。次のステップでは、Zapier が Slack にテストメッセージを送信します。
「Test & Continue」をクリックしてテストを実行し、Zap を完成させます。

テストが成功したら、「Turn on Zap」をクリックして Zap を有効化できます。これ以降、この Zap をオフにしない限り、新規メンバーが登録されるたびに Slack に通知が送られます。
利用可能なトリガー
以下は、Gymdesk 内のアクティビティをもとに Zap が開始されるタイミングです:
- メンバー追加– メンバーがあなたのアカウントに登録または追加されたときにトリガーされます。
- リード追加 – 新しいリードがアカウントに追加されたときにトリガーされます。
- チェックイン – メンバーがジムにチェックインしたときにトリガーされます。
利用可能なアクション
トリガー以外にも、Gymdesk は 他のサービスによって起動されるアクションや検索機能 をサポートしています。例えば、メールマーケティングソフト(Mailchimp や ActiveCampaign など)から、Gymdesk アカウントに直接リードを作成することができます。
この場合、トリガーはマーケティングソフト側で発生し、Gymdesk 側でアクションが実行されます。アクションとは、“他のサービスが Zap を起動したときに Gymdesk が何をするか” を定義するものです。
・メンバー追加(Add Member)-他のサービスから受け取ったデータをもとに、Gymdesk アカウント内にメンバーを作成します。
・リード追加(Add Lead)-Gymdesk アカウント内にリードを作成します。
・Zapier 経由で作成されるリードにタグを付与することも可能です:
- Zapier でアクション「Add Lead」を選択
- Tag フィールドに 1 つ以上のタグを指定
- Zap を完了・テスト
活用例:キャンペーン元、紹介タイプ、地域などに応じて新規リードを自動的に分類し、追跡を容易にする。
・予約作成(Create Booking)- 他のサービスからのデータをもとに、Gymdesk アカウント内に予約を作成します。
利用可能な検索
Gymdesk では検索機能もサポートしており、アカウント内のデータを取得して他のサービスで利用することができます。
検索を使用した Zap の設定はやや高度で、通常は以下の流れになります。まず、他のサービス側でトリガーを設定し、次に、Gymdesk で検索を実行します。そして、検索結果を使って、連携先サービスで別のアクションを実行します。
これは、Gymdesk の連絡先や出席記録を別のシステムへインポートしたい場合などに便利です。
利用可能な検索は以下の通りです:
- メンバー取得(Get Members)-フィルターにもとづいてメンバーの一覧を返します。
- リード取得(Get Leads)-フィルターにもとづいてリードの一覧を返します。
- 予約取得(Get Bookings)-フィルターにもとづいた今後の予約の一覧を返します。
- 出席記録取得(Get Attendance)-フィルターにもとづいて出席記録の一覧を返します。
注意:Zapier で検索を設定する際、利用可能なフィルターは自動的に表示されます。これらを使用して、Gymdesk から返されるデータを絞り込むことができます。
セッションID
予約アクションでセッションIDを追加する必要がある場合は、スケジュール画面で該当するセッションを右クリックし、「inspect(検証)」をクリックします。これでコンソールが開きます。
コンソールが開いたら、セッションIDを確認できます。IDは「attr-id{番号}」の形式で表示され、必要なのは番号部分のみです。それをコピーして使用します。
